栄養ケアマネジメント研修記録

栄養ケアマネジメント初任者研修を受講。そこで感じたことを箇条書きに。

・講師の1人は栄養ケア計画書を作って、監査を乗り切ることが目的になっているのではと感じる発言がちらほら。

対象者の栄養状態を良くする、維持するための栄養ケア実施を行うための計画書であることを忘れずにいよう。

・栄養ケア計画書作成にあたり、症例を読んだ後の定型文を欲しがる人がとても多かった。いわゆる正解がある教育を受けてきた弊害なのだろう。栄養ケア計画については対象者を良くするという目的がぶれなければ正解はないと思う。実際に現場でやっている管理栄養士の方々がこれでは施設の利用者は報われない。

・特養で認知症があってHbA1c7.0%でもがっちり間食管理する考えの人が意外に多い。理由は主治医が言うから。

個人の考えもあるが、糖尿病は対象者に合ったエネルギーの施設給食を食べていればHbA1cは安定するのではないだろうかと思う。定期採血せず一方的に間食制限を、ほとんど診ない医者の匙加減ひとつでされることがあるそうだ。家族理解、本人の思い、栄養状態を組み合わせて医者に伝えるといったように管理栄養士の頑張りどこでは。

・自分の親が施設を利用するとなった時には、今までは施設の外観設備、働いている人の表情などを観察しようと思っていたが、ここにケアマネジャー、管理栄養士も追加する。

・栄養スクリーニング評価は判定基準の表をどこか目につくところに貼っておくとすんなりできそう。高リスクに振り分けられる褥瘡対策は栄養管理が最も活躍できる場所。アルブミン値は既往歴などと一緒に評価の必要性あり。

・膝下高測定による身長測定。在宅現場で利用できそう。今度から膝下高からの身長予測式のメモ、今メジャーを持ち運ぶ。

・隣に座っていた入職半年の20代の子。栄養ケア計画書作成しても家族サインもらえず、作ったものは自分しか見ていない。きっとやりがいとか感じることができていないんだろうなぁ。講師陣ぜひとも、計画書の作成よりも自分がどう栄養ケアマネジメントを施設でやりやすくしていったのかを教えてあげてください。

・講師について。気を利かせているつもりだろうがことあるこどに、ここまでわからないとこありますか?これを実施している施設はと挙手を求めてくるのは受講する側としてはきつかった。自分が講師側になる時に気をつけたい。

・なんだかんだで2時間あっという間。まだまだやれそうなことはある。

#管理栄養士 #栄養ケアマネジメント

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