先生どうかみんなの前で褒めないで

なかなか面白いタイトル、加えて学生に授業をする仕事もしていることから購入。

「自分が学生指導でやっていたことは、いまの学生が求めているものと違ったことも多くあった。ではどうするか。今、やっている臨床の現場で感じて、工夫して、提案して上手くいった事例、失敗した事例などチャレンジしてる姿を伝えることが学生のためになるのではないだろうかと思うので、次年度はここをもっと意識する」

「自主的に人生を楽しむことができるような子たちに育てたい。そのためには、子どもたちが、自分で考えて自分なりの答えが出せるように仕向けること。人と違ったことをやった時ほど褒めることを意識する」

以上、2点がこの書籍を読んで考えたこと。

 

感想

授業中にわからないのに質問せず、こちらから聞いてはじめて質問する学生や、目の前に教員がいるのに横の友だちに相談する学生などにビックリしていた。これはうちの短大生の偏差値が低いことが影響しているのかと考えていたが、どうやらそんなことではなかったらしい。

 

また、いろいろなコミュニケーションの書籍などでは、褒める時はみんなの前で、叱る時はひとりの時にと学んだが、今の学生には通じないらしい。とにかく横並びが大切で、みんなの前で褒められることでその場から逃げ出したくなるようだ。

他にも、学生を奮い立たせるために厳し目のことばで指導するのも、あまり効果がないらしい。 結構、逆をやっていたものだという気づが多かった。

 

 f:id:djszr:20230106215221j:image