2023年 年賀状

今年出した年賀状は1枚。宛先は小学校2年生〜4年生まで受け持ってもらった担任の先生。

たった1枚の、家族写真も入れず、ただ丁寧に思いを綴ったものだけど、その年賀状がきっかけで、30年ぶりくらいにその先生と話すことにつながった。自分にとっては今までで1番有意義な年賀状だった。

 

先生に年賀状を出したのは25年ぶりくらい。

きっかけは、長男が小4になり、自宅にあった自分が小4の時に作成してもらった学級文集を読み返したこと。

文集には当時の懐かしい思い出と、先生が自分たちの将来につながるように考えて、熱意と勤務以外の多大な時間を使ってクラス運営していた記録が残っていた。当時でも型破りであっただろうとは思うが、いまではありえないような授業内容だったり、クラス運営だったとは思う。その分、先生の苦労も多く、新任だっただけに敵の先生方も多かったことだろう。

でも、おかげで社会人として働き、家族を築くこともできたことを一方的ではあるが、指導に感謝の気持ちを込めて報告したいと思ったので、夏から今年の年賀状を出すことは決めていた。

 

年賀状を出すにあたり、目立つ児童ではなく、先生にとっては何百人といる教え子の一人だと考えると返事が返ってくればラッキーくらいに考えていた。

ところが、元旦の昼ごろ帰省先に一件の電話があった。それが、まさかの年賀状を出した先生だった。返事が返ってくれば程度で考えていたので、声まで聞けるとは思いもしなかった。 

 

30年ぶりの会話は、先生に聞かれるままに近況報告と、当時の思い出を語ることだった。名前だけではなく、エピソードなんかも覚えていてくれたことも何より嬉しかった。そして、両親を大切にするようにと。

今度は元気なうちにお会いして、一緒に酒でも酌み交わしたい。

 

2023年、1枚の年賀状から思いがけない出来事から始まった。今年は、子どもの通う150周年夏まつり担当と大役が待っている。自分のため、自分の子どものため、地域の子どものためにできることを精一杯やるぞ。

 

そして、子どもたちも、振り返った時にこんな記憶に残る人との出会いが会って欲しい。

 

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