映像の世紀の衝撃

テレビ開局140周年の特番を見ている。途中感想。

 

映像の世紀

https://plus.nhk.jp/watch/st/ g1_2023020130269?playlist_id= cb9b6782-6148-4c24-9101- 67ddec20f13e

 

映像の世紀(1)

「1900年辺りから第一次世界大戦

・今から130年近く前の動く映像が見れることはとても貴重で、受験生だったら世界史の勉強になったと思う。

・戦争は悲惨過ぎる。勝者も敗者も必ず犠牲が出る。その犠牲は命であったり、住む場所、食糧など。特に大量の殺戮兵器が出てきた第一次世界大戦からは尋常じゃないほどにその被害が大きくなったことがよくわかる。

・番組の終わりに、当時のイギリス首相の言葉が印象的。「兵器の登場により、これからの権力者は安全な会議室で話し合い、電話で指示をだす。犠牲になるのは一般兵だけになった。」これは、今の時代も変わらない。だから、世界で戦争は無くならないのだろう。

 

映画の税金(2)

ヒトラー登場〜第二次世界大戦

世界恐慌が起きたことは教科書では学んだが、それまでのアメリカが好景気に浮かれてかいたことは記憶になく、当時の浮かれっぷりもすごかったように記憶している。株がぼうらくした時の群衆が銀行に寄ってくる映像は凄まじいものがあった。

ヒトラーユダヤ人を虐殺指示した張本人で、ヨーロッパ中を支配しようとしたナチスドイツの独裁者で権力によって恐怖支配をしていたイメージはあったが、当時はドイツ国民にとっては失業者を何十万人も減らしてくれたスターみたいな存在であり、一般国民からの支持も人気があった。だからこそ、ドイツが他国に侵攻しても、ユダヤ人の虐殺が指示をしても、多くの従う人がいたのだろう。

・第二次世界大開戦までは、第一次世界大戦終了後、20年足らず。ヒトラーナチスドイツで指揮をとるようになってから10年程度の出来事で、人生の先は本当に誰も予測できないと感じた。

ユダヤ人迫害について。殺された人が1200万人。東京都から人がいなくなる人数。それも、何の罪もなく、ただユダヤ人だったというだけで。人をひととして扱わない心が痛む映像がいくつもあった。1日の提供された食事が200kcal以下。その食事が餓死するまで続く。あり得ない。そこにいた人はどんなことを思って生活していたのだろうか。自分や子どもたちがそのうちの1人だと考えただけでゾッとした。

・太平洋戦争では、日本は被害者ではなく加害者だということ。中国などで行ってきた行動は映像で見ると、教科書などで見るより酷い行い。

・ドイツに攻め入られたソ連の映像。多くの人が侵略されて、ドイツ兵に殺された。もしかしたら、その人たちの子孫もいるかもしれない。なのに、なんでウズベキスタンに戦争しかけた?自分たちも、たった100年前くらいにやられて悲惨な思いしているはず。ロシアの上層部、早く戦争やめろ。

 

映像の世紀(3)

「アジアの独立」

・アジアの国々では、自由が欲しくて植民地を支配してきた国と戦い独立を勝ちとってきた映像を見ると、自分たちの自由に選択することができ、快適に、それなりに幸せに生活を送ることができるのは、自分たちの祖先が命をかけ、時の権力者と戦ってきてくれたおかげであることがよくわかる。

・インドから独立したパキスタンの対立。ヒンドゥー教イスラム教だったことを知った。本来、人を幸せにするための宗教で争って戦争までしてしまう。人間って愚かだと心から思う。信仰心って心から怖い。

ベトナムの独立。やっとフランスからもぎ取った国を社会主義が広まることを恐れたアメリカが災いをもたらす。アメリカってお節介な国。第一世界大戦の時は、戦争参加反対までしていたはずなのに。

 

映画の世紀、結構残虐なシーンもあって苦手な人も多いかもしれない。それでも、戦争がどんだけ悲惨かを感じ、二度と日本が戦争に巻き込まれないようにという思いは強くなった。

 

#NHK+ #戦争反対 #平和