世界を歩いて考えようを読んで②

なぜこの本が面白いと思ったか? 

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・ただの旅記録ではなく、書籍を通して「豊かである」ことの意味を考えさせてくれる。

 

お金がいくらあっても、使える環境が整っていない場では、大きな意味を持たないこと。

日本がい貧しくなっていくといっても世界的にみれば、インフラは整備されていて、衛生管理は行き届き、社会福祉はそれなりにしっかりしている。政府に行動制限されることのない自由があり、将来の選択肢が多く持てる人が多いという点では、相当に豊かで恵まれた国であり、自分たちが幸せな環境にいることがわかる。

 

・世界は広い。

①導入部

リプトンティーパック見せ方についての説明で惹きつけられる。

②お金から見える世界

一度しか海外旅行をしたことない自分は、自国通貨ということすらしないが、海外には自国通貨を欲しがらない国があること、その理由も知ることができる。

③人生観が変わる 

サファリでの体験をでは、狩をする動物、される動物をみた筆者が「人が生きる理由は、今日生きて、明日も生きるため」とシンプルにまとめてある。理由も共感。動物園は好きなので、いつか自分の目でサバンナで野生の動物たちをみてみたい。

③世界の美術館、古代遺跡の旅

無尽蔵で、無価値で取るに足らない多数の人間の存在があったからこそ、何百年、何千年も後の自分たちが、多くの時間やお金をかけて海外まで出かけて観てみたい遺跡や美術品がある。博物館の観客をアリのように扱われた命のおかげで、現在世界遺産となるような遺跡が残っていること。当時、奴隷だった人はどんなことを感じていて、与えられた作業を行っていたのだろう。ただ辛い、毎日だったのだろうかなんてことを考えた。

⑧恵まれすぎた南欧諸国

社会福祉が充実して、何かと日本と比較される北欧の国。ただ、冬は太陽の光を感じることがでず、食事は保存食が主となり芸はない。暮らしやすい制度よりも、季節があって、食材が豊かな日本に住んでいたい。そして、寒い場所より自分も太陽の国といわれるスペインや、南イタリアに憧れ行ってみたい。日本でも北海道より沖縄に憧れる。

⑨変貌するアジア

書き出しにある、アジアの空気を味わってみたい。発展途上中で近代的な街並みと活気のある屋台を子どもたちと歩いてみたい。これから、発展していくぞという夢のある国を感じてみたい。

⑩豊かであるという実感

インドの日常にある格差の話。自分の生活水準が一般的であると、同じような人たちと付き合うことになるので貧困には気づかない。それでも、いつ自分がその立場になるかはわからない。だから、他人ごとではなく、関心を払うことというような、以前フードバンクで聞いた話を思い出した。

そして、それに関わってみた結果、それに対する取り組みには継続するための熱意が必要で、自分にはそこまでの熱意が持てないこともわかった。だから、自分はユニセフに寄付を続ける。

こんなことを、この書籍を読んで感じだからこそ何回読んでも飽きがこないんだ。

 

最後に、海外旅行をする目的は「学ぶ、成長、視野を広げる」それはかっこいい、でも邪道。旅行はシンプルに楽しい、ワクワク、おもしろい、また行きたいこれだけで十分。

 

今は、国内より海外に行きたいなぁ。

 

#旅行