サッカー漫画のアオアシがとても面白い。
まずは、どんなマンガか?
●卓越した技術や特別な身体能力があるわけではないが、サッカーをプレイする際に俯瞰の目というテレビ観戦をしているようにフィールドを見渡せる視野を持つ15歳の少年が、Jユースという舞台からJ1でプロを目指す物語り。
なぜ面白いのか?
●プロを目指すエリートサッカー選手と、エリートサッカー選手から漏れた泥臭い高校サッカー部とが戦うプレミアムリーグは存在すら知らなかった。そのリーグ戦で、それぞれのチームカラーがあって、ライバルたちが個々の思いやトラウマを抱えながらサッカーを続けて、主人公たちのJユースチームとぶつかり合う様子がとても面白い。
●小学生のこどもがサッカーを習い、自分もスタッフとして一緒に関わるようになり、子どもたちのサッカーを良くみるようになった。
プレーの中で、いかにオフザボール(ボールの無い時の動き)が重要かとか、うまい子ほど走りながら首振ってるなぁとか、トライアングルの位置関係、パスひとつとってもバックスピンがかかっていたりと、ゴールシーンばかりに目がいっていた自分のサッカーの見方が変わった。
そして、ここまで考えてやるスポーツだとはコーチとして携わるまで思いもしなかった。
ただ、どんなスポーツ、仕事であれ上のカテゴリーにいる人たちというのは、その対象について深く、長い時間を考えた人なのだろうということを思うようになった。だからこそ、アオアシに良く出てくる言語化する力が素晴らしい。
サッカーマンガなのだが、サッカー以外のことを感じさせてくれること。
大人が読んでもとても楽しめるサッカーマンガでここ最近読んだマンガの中ではイチオシです。
#アオアシ #マンガ #サッカー